こんなに卵が入ってます!

2012年8月5日

これぞ究極!沖島鮒ずし作り体験クルーズ2012

【青い空と琵琶湖を眺めながら沖島で「鮒ずし」をつくる】

 

琵琶湖汽船に乗り込んで今から沖島へ!

琵琶湖に浮かぶ沖島にクルーズし、琵琶湖固有種のニゴロブナを使って漁師さん直々に指導を受けながら鮒ずしを手作りするという、まさに究極のツアーがあると聞きつけました。滋賀県名物の鮒ずしは、「あの臭いがどうも…」と手を出せない人も多いですよね。でも「苦手な人も食べられる、チーズみたいでワインに合う」鮒ずしができるんだそうです。これはいってみない手はありません!さっそく琵琶湖汽船に乗り込みました。当日は快晴!

【友人の鮒ずしが絶品で、ワタシも、、などなど】

沖島が見えてきました!いよいよです。

大津市から来たマツバラさんと京都市から来たナガオさんの女性二人組は初参加。実は、特に鮒ずしが好きだったわけでもなかったのですが、「去年、このツアーに参加した知り合いからもらった鮒ずしが美味しくて」来ることにしたそうです。
草津市のゴトウさんご夫妻は二回目の参加。「去年作った鮒ずしが絶妙な味わいでね。売ってるものより自分で作ったものが一番美味しかった。」と旦那さま。「磨いたニゴロブナが美味しくなってでき上がるのが、わが子を見守るよう。鮒ずしの樽をマンションのベランダに置けるか心配だったけれど大丈夫でした。」と奥さま。
真っ青の琵琶湖と空の中にぽっかりと沖島が見えてきます。同行するわたしも期待が高まります。

【目と舌の肥えた漁師さんが自分で捕ったニゴロブナでつくる。だから自信をもってオススメ】

漁師さんも張り切ってます!

港で待つ漁師さんも気合い充分。「ニゴロブナがとても減った時があって、別もんのフナの鮒ずしが出回ったことがあったけど、臭くてまずくて。ニゴロブナの鮒ずしをみんなに食べてほしいから、琵琶湖汽船と組んでこのツアーすることにしたんよ。ニゴロブナは3~4月の卵を抱えたころが一番美味しい。変な魚は獲らないというプライドがあるよ。」

【ニゴロブナを磨く、ご飯を詰め込む、桶にご飯と重ねる・・】

一列になって一心にニゴロブナを磨く参加者と漁師のトミタさん

鮒ずし作りは、まずはニゴロブナをタワシで磨く“塩きり”から始まります。参加者が一列に並んで作業。職人になった気分。。
うろこやぬめりが残っていると美味しい鮒ずしにならないんですって。ざらざらのニゴロブナがつるつるになっていくと、なんだか気持いい~。大変だけどこれは楽しい!(自分の肌もこうなりたい)

まだうろこが残っているニゴロブナ

ニゴロブナが洗濯ばさみに。ちょっとシュール?

磨き終わったつるつるお肌のニゴロブナは洗濯物干しに干します。

次に、ニゴロブナのえらぶたの下にご飯をたくさん詰め込みます。口からご飯がはみ出すぐらい豪勢に。お腹の方は卵が奥に押し込まれないようほどほどに。頭の部分は固いから早く発酵させたいので、乳酸菌の餌になるご飯をたくさん詰め込むのです。

魚にご飯を詰めるってはじめてだけど結構楽しい!

ニゴロブナの上にご飯、その上にニゴロブナ・・・と重ねます。重ねるときはニゴロブナを隣同士重ならないように。でき上がりの時くっついてしまうのだそうです。並べた上にご飯を敷き詰めて、またニゴロブナを並べます。これを何回も繰り返します。
ビニール袋をきっちり閉じ、太縄を置いて内ぶたを乗せたらできあがり。

あとは発酵を待つだけ!

後はおうちで重石を乗せて待つことしばし。12月末には美味しい鮒ずしのでき上がりです。お正月には鮒ずしをアテに一杯♪楽しみですね。

【ビワマスのお造り、フライ、煮つけ…島弁当】

小鮎の佃煮、ビワマスのお造り(奥右)と煮付け(真中右)。。

お昼は、島の女性たち湖島富貴の会が手作りした琵琶湖や島の恵みいっぱいのお弁当。沖島で獲れたてのビワマスのお造り、フライ、煮つけをメインに、地場野菜の天ぷら、エビ豆、小アユの煮物などなど。この豪華なお弁当が1500円!(ちなみに電話で事前予約可能0748339511)。

こんなに卵が入ってます!

沖島の漁師さんがつくった鮒ずしも試食させてくださいました!「臭い臭い」といわれる鮒ずしですが、まったくです!まろやかながら、味がぎゅっと濃縮されています。奥に見えているのが魚に詰められていたご飯です。これがいい感じに発酵していて、ホントにチーズみたい♡リピートしそうです。

さっき食べた佃煮をお買い物

あ〜、大満足!あとは湖島富貴(ことぶき)の会がつくった佃煮などをお土産に購入すれば、旅はパーフェクトです。

佃煮などは港の漁業会館の屋台で売っていますし、通信販売もしていますよ(電話番号は同じ)。
ツアーは今年で4回目ですが、7月に7回予定している全てのツアーが満席になるほど大好評だそうです。来年参加したい!方はこちらをチェック

来年まで待てないという人は、浜大津のこだわり朝市(毎月第3日曜日8:00-12:00)でも「沖島漁師の会」の鮒ずしや佃煮が買えますよ!

次回はツアーの舞台になった沖島をご紹介します。お楽しみに。

参考
琵琶湖汽船 鮒ずし作り体験クルーズ(2012年の募集は終了しました)
沖島漁業協同組合(湖島富貴の会もサイト内にあります)


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