2013年2月22日

野菜の味はつくり手の個性。と言い切る黒田さんの野菜はやさしくて濃厚なお味です

【浜大津の『ほっこりマーケット』や『浜大津こだわり朝市』でリピーター続出】

まずは黒田さんのお野菜を食べて欲しい。ぢゃなくて自分が食べたい、おいしくいただいているものを、ご紹介したい。と思って、久々に畑にお邪魔しました。

黒田さんのお野菜。はじめていただいたのはニンジンで、わたしの食べ物に対する見方を徹底的に変えてくれました。そしてほうれん草、夏のトマト。。どれをとっても、ただオイシイ。「今日もいただきました(ガッショウ)♥」って感じです。

琵琶湖の東側の浜街道よりもう少し内陸(国道側)、野洲川のほとりにある黒田さんの畑。ビニールハウスが6棟ほど、それから露地の畑が広がります。お邪魔したときは琵琶湖の対岸には比良山が白く雪化粧をして浮かんでいます。とっても静かな場所です。

黒田さんがつくっておられるのは、わたしたちが普段の食生活でいただく身近なお野菜。冬から春にかけては小松菜やほうれん草、ニンジン、大根、カブ、水菜、サラダ菜など、夏から秋にかけては、トマト、玉葱、ジャガイモなどです。

 

【脱サラして農業を。自分が食べたいものをつくりたい】

 

ちょっとシャイだけど、思い切りのよい?黒田さん

黒田さんは40代、脱サラ組の若手の農家さん。毎週金曜日には京阪浜大津駅の改札口の暮らしっく広場の「ほっこりマーケット」や、第3日曜日の「浜大津こだわり朝市」で出店しておられます。ほっこりマーケットでは、開店してすぐに売り切れになるものも。特に夏のトマトは「黒田さんのトマトでないと」という方が多いこと。わたしも、先週はほうれん草を買いに行こうと3時前に行ったら、もうありませんでした。。

黒田さんは大学を卒業後、神戸の会社で働いておられました。1995年の阪神淡路大震災後に転職。「一大決心?」と尋ねると「そんなことなくて、ふっとやめて、その一年くらい後にたまたま募集していた農場を見つけて応募した」のだとか。フットワークが軽いのか、向こう見ずなのか。でも、こうして農業で自立しておられるのですから、「思い切りが良かった」というのでしょうね。
「子どもの頃に喘息があったし、環境問題にも興味があった。だから農業をするときには、農薬を使わないで、自分が食べたいものをつくると決めていた」。でも実は、就職した農場は、有機農法でしたが、お米が中心だったとか。「だから野菜づくりの技術はまったくなくて、独立してから本格的につくりはじめた」。これも「思い切りがいい」。。なんでも本を見ながらほとんど独学だったそうです。あのおいしいお野菜が独学からなんてちょっと驚きです。

 

【浜大津こだわり朝市、暮らしっく広場に出店して】

今は、浜大津での出店や県内外のレストランへの卸、一般家庭への宅配など、生産から販売までマルチに展開されていますが、独立して野菜をつくりはじめた当初は、生協に卸しておられたそう。「食べてくれる人の反応がないことが、自分としては物足りなかった」。そんな中で縁があったのが浜大津の暮らしっく広場のほっこりマーケットやこだわり朝市だそうです。出店当初はなかなか顧客がつかなかったのですが、半年後には生協をやめて、直販にシフトされました。それも「思い切り」。。?
「農家が出店って、慣れないとか、不安はなかった?」と尋ねると、「会社では営業だったから、それよりもいろんな人と喋れて良かった♫。特に、買いに来てくれる人は、『このニンジンは焼いた方がおいしい』とか『うちの子はあまりトマト食べないけど、このトマトは食べる』など反応が直接返ってくる。自分はあまり味にうるさいわけではないけど、実際に毎日料理で使う人の意見が一番参考になる」。毎日の食を支えるお野菜だから、料理する人から学ぶ、という姿勢ですね。

 

【レストランに卸しているのは自分のチンゲンサイ、と気づいてもらえた喜び】

 

こんなにツヤツヤした肉厚のチンゲンサイでーす。

農薬不使用を大切にしておられますが、意外にも「有機と化学肥料で味が違うか、といわれたら、場合によっては有機の方がおいしくないこともあると思う」と冷静な答え。「有機でも、肥料を使いすぎたら野菜が苦くなる場合もある」確かにわたしも何人かの農薬不使用の農家さんのお野菜を食べていますけど、味が違う。それは土とか水とか、農法の違いだと思っていたのですが、でも黒田さんは個性だと言います。

「同じ畑、同じやり方でやっても、やっぱり野菜にはつくり手の個性が出ると思う。嬉しかったのは、友達が、自分が卸していると知らないレストランでご飯を食べて、『このチンゲンサイはもしかして』とお店に問い合わせて、やっぱり自分がつくったチンゲンサイだったこと。」。
黒田さんは、畑で作業をしているときはもくもくと1人で静かに作業をするそうです。「畑は決して自然ではないけど、自然的な環境として自分の中でしっくりくるし、癒されている気がする」。そんな風に土や野菜に愛情をもっているから、黒田さんの野菜は本当にやさしくて味が濃いんですね。ほうれん草は雑味がまったくなくて、味付けするのがもったいないくらいです。

 

【普段使いで。浜大津に気軽に買いに来てほしい】

小松菜を生でかじってみました。葉っぱがこんなに分厚いのに甘い。今流行っているスムージーも、果物を入れなくてもおいしくいける。ニンジンは、オーブンで焼いただけで幸せになれる甘さです。
「これからもずっと畑は続けるけど、今までは野菜づくりや販売先の開拓で試行錯誤だったから、これからは安定的につくれるようにしていきたい」と淡々と語られました。「やっぱり浜大津での出店は励みになるし、お客さんに育てられている。もっとたくさんの人に浜大津に買いに来てほしいな」。わたしもこれからも戴きます。みなさんも、とにかく一度どうぞ。

 

【黒田農園の野菜が買える、ほっこりマーケットと浜大津こだわり朝市】

 

ほっこりマーケット
日時:毎週金曜日14:00-17:00
場所:浜大津駅改札口

浜大津こだわり朝市
日時:毎月第3日曜8:00-12:00
場所:浜大津駅改札口

滋賀県 浜大津駅

 


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