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2014年8月17日

伝統の技術(わざ)を次世代へ

みなさん「たつべ」をご存知ですか?エビ漁に必要な籠のこと。
びわ湖ではこの「たつべ」をつかってエビ漁が行われていますが、全国でも珍しく、あとは広島・岡山のほんの一部で利用されているぐらいだそうです。

昔は自分たちの手で作っていた「たつべ」を子どもたちや帰省してくる子どもたちに体験してもらおうと、今回、沖島町夏まつりで行われました。会場はお盆の帰省と夏まつりで子どもたちの活気で大賑わい!

今はプラスチックで作られたものを購入して使っているそうですが、昔はもちろん全部手作り。昔は細い竹で編み、腐食を防ぐためにコールタールを塗って使っていたそうです。

「たつべ」の底にナマコ(トタン板)を敷き、そこに魚粉や米ぬか、小麦粉を混ぜたものをダンゴにして入れ、縄を付け湖底にしずめていくそうです。「エビで鯛を釣るいうけど、エビにもいいエサが必要なんよ(笑) エサも昔は自分たちでダンゴにしてたけど、今は機械が作ってくれるの」と漁師のお母さんが教えてくれました。「たつべづくり」は雨で漁に出られないときなどに作っていたそうですが、慣れた人でも一日3つぐらいしかつくれないほど手間と根気のいる作業だったそうです。

細い竹にひもを巻き付け、糸を交互に持ってくる。繰り返しの作業を根気よく・・・。
島の大先輩からコツを教わりながら、複数の子どもたちで編み上げていきます。

中には、リズムをつかむと黙々と夢中になって1人で編み上げしまう小学生も。

さて、こちらが見本。
芸術の域に感じるほど美しいです。

そして体験で出来上がったもの。比べてみると差は歴然・・。


これを見て漁師さんが「これではエビが逃げてしまうなぁ」とひと言。
・・・おっしゃる通り^^;

なかなか触れることの珍しい体験と出来ない伝統の技「たつべづくり」もハマるとなかなか楽しいもので、最後まで仕上げてしまいたくなりました。これを機会に若い世代が島の伝統に興味を持ってもらえると嬉しいですね^^

9月のイベントではこの漁師の島、沖島へ。
興味のある方は是非! コチラ


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