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2012年9月30日

夕陽百選の美しい景色が迎えてくれる道の駅は、若い駅長さんの心配りであったか

<運営に関わるのが1000人!地域につながる湖北みずどりステーション>

長浜市にある道の駅、湖北みずどりステーションで田邉駅長さんにお話を伺いました!琵琶湖湖岸「さざなみ街道」沿いにあり、四季を通して様々な野鳥が訪れる水鳥公園内にあるこの道の駅は、その地域内の方には生活の上で大切な、地域外の方にも楽しめるような工夫がされていました。

 

 

 

私は道の駅は地域外のお客ばかりだと思っていましたが、ここは訪れる方の5割が地元の方だそうです。関わる地元の方は非常に多く、生産者は100~200人、業者を含めると1000人にもなるそうです。
そんな地域密着型の道の駅の秘密は、駅長の田邉さんにあります。田邉さんは3年間京都に通われた後、長浜市に戻ってこられ、若い駅長(2012年現在、まだ28歳です)として活躍しておられます。地域の中に若い人が入っていくのは、特に駅長などのポストなら尚更大変では?とお伺いしたところ、それもあるけれども、いろんな人が応援してくれるし、地域の拠点としていきたい、ということを行動で伝えれば、一緒に動いてくれる、と仰っておられました。ちょっとはにかみ屋♥の田邉さんですが、そんな謙虚なところが信頼を呼ぶのでしょうね。田邉さんはこの道の駅に関わる人がもっともっと増えて、情報交換などもできる地域の拠り所になればと考えているそうです。田邉さんが気を配っている商品の陳列や手書きの商品の説明なども暖かみがあって、見ているだけで、どんな味なんだろう〜とワクワクしました。こうしてみると、湖北みずどりステーションは、田邉さんと地元の方が、楽しく地元自慢大会をするステージに見えてきますね!

<やっぱり湖魚。行列のできる小鮎の天ぷら! え?トラ柄のマクワって?!>

この道の駅のオススメは、まずは近くの尾上漁港から毎朝仕入れる琵琶湖の幸。名物は「小鮎の天ぷら」で、毎日実演販売しています。行列もできるほどの人気商品です。

 

 

 

 

もちろん湖北の名物、鯖素麺もありました!焼き鯖もこんなに大きい!ぜひ湖の景色を見ながら大きく口を開けて味わって下さい。

 

 

 

 

 

わたしも「エビ豆」を買ってみました。エビと豆の比率、見えますか?こんなにたくさんエビが入っているエビ豆なんてはじめてです。炊きたてのご飯の上にのせると、柔らかいご飯とカリッと炊いてあるエビが絶妙な歯ごたえを出していて、何杯でも食べられそう!

 

 

 

 

ご飯も注目です。これはここで一番の売れ行きの「戦国いなり」。具だくさんのおこわが入っているお稲荷は、ドライブしながらつまむこともできますね。
駅内には毎朝漁師さんから仕入れる天然ものだけを使った水鳥弁当、うなぎのじゅんじゅん(すき焼きに似た郷土料理)定食、夏にはビワマスのにぎりなど、メニューが豊富なレストランもあります。ビワマスは、トロよりもおいしいと言われるほど。今回は食べられませんでしたが、是非来年の夏には試さなきゃ!

 

売り場力には地元でとれた生産者自慢のナスやオクラなどの野菜、果実などが並んでいますが、地元の方が、自分が食べるためにつくったものを持ってくるので、安心・安全・新鮮です。長浜の果物を使ったドレッシングなど、ここでしか買えないようなものも並んでいます。

 

 

 

なかでもおもしろかったのが「トラマクワ」です。写真からもわかるように、トラ柄のマクワです、見たことありますか?糠漬けにするとおいしいそうです。

<この道の駅1番のポイントは日本の夕陽百選にも選ばれた景色>

水鳥公園からの琵琶湖の夕日は日本の夕陽百選にも選ばれています。夕日はもちろん冬には白鳥も見られます。私は夕陽を見ることができました。対岸の湖西の方から、傾いた太陽の光が湖に降り注ぎ、湖に生える木が陰を作って、とても幻想的♡な景色でした。ここには毎年冬になると、コハクチョウや天然記念物のオオヒシクイの群れが飛来して、朝夕は雁行を見ることができるそうです。一日の中でも太陽の傾き加減によって、また四季折々の木や水鳥によって、様々な景色が見ることができます。こればかりは実際に目にしてもらわないと伝わらないのではないでしょうか。

この美しい景色、水鳥が棲む環境を大切にしようと、日本初の道の駅がプロデュースする写真集「10000人でつくる、湖鳥写真集」を発刊するそうです。それにあたって、全国から水鳥を中心とした鳥の写真、鳥にちなんだ写真を募集しています。現在は前期の募集中で、締め切りは来年の1月31日。後期は2013年2月1日〜5月31日です。プロ、アマは問わないそうです。一般部門とモバイル部門があって、一般部門のエントリー料の一部は、水鳥の生活環境保護に使われるそうです。ぜひ応募してみてください。もしかしたら自分の写真が写真集に載るかもしれません!詳しくはhttp://mizudori.com/

 

 

 

 

 

【湖北みずどりステーション Data】

〒529-0365
滋賀県長浜市湖北町今西1731番地1
Tel : 0749-79-8060
Fax : 0749-79-8066
開設時間 : 9:00~18:00
年中無休
HP:http://www.mizudori-st.co.jp/index.php

滋賀県長浜市湖北町今西1731-1

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